
藤栄寺
真言宗智山派に属する寺院です。
総本山は京都東山七條にある智積院で、大本山は成田山新勝寺、川崎大師平間寺、高尾山薬王院が属しています。
かつては谷藤原にあり、1789~1801年に現在地に移転したと言われています。

本尊は立像の不動明王で、他に聖観音立像、地蔵菩薩座像が安置されています。
聖観音は12年に一度辰年に巡礼第22番礼所として御開帳が行われます。




台座にも見事な龍の彫刻があります

「老いの身に 苦しき沙の藤原や遠き歩みも 後の世のため」

境内にある地蔵菩薩は、平成4年に建立された安房国白寿延命六地蔵霊場の第三番札所となっています。


庫裡玄関前の両側に植えられた槙が、その枝を伸ばしアーチ型を描いて寺の貴重な文化財となっています。